双極性障害の薬。
私の障害は双極性障害です。双極性障害は昔は躁うつ病と言われてました。
躁状態になると気分が良くなって、人にきついことを言ったりネット通販
ポチりまくって、ものすごい浪費をしたり。ところが一転して鬱になって
なんにもできなくなるという困った障害です。患者さんは躁状態のときは
気分がいいので、通院しません。ところが鬱に転じて不調になると通院
するので、医師は不調のときばかりを見てしばしば「これはただのうつ病
」だと誤った判断をしてしまいます。双極性障害の場合はできれば第三者
が患者を観察する必要があります。私の主治医もよく言っているのですが
「うつ病で来ている患者の半数は双極性障害の疑いがあるのでは」という
意見でした。
うつ病なら、単純に沈んだ気持ちを引っ張り上げるだけの薬で事足ります。
ところが、双極性障害で鬱病の薬を飲んでしまうと、躁転してしまい、
たいへんなことになります。双極性障害の場合には、躁転もしない鬱にも
ならないようにするための「安定剤」が投与されます。安定剤として
使われている薬の代表的なものとしては
リーマス(炭酸リチウム)
デパケン(バルブロ酸ナトリウム)
ラミクタール
などです。その他、どうしても鬱の状態が長く続く人に対しては
少量の抗うつ剤を処方することがあります。